こんにちは。院長の戸嶋です。
今回は妊娠と矯正治療についてです。妊娠していると矯正治療を受けないほうが良いのではないかと心配している方もいらっしゃると思いますが、妊娠中の矯正治療はタイミングさえ気をつければ問題なく行うことができます。
矯正治療は期間がとても長い(6-30か月)治療のため、治療中に妊娠する方もいらっしゃいますが、特に問題になることはありません。
ただし、注意すべきタイミングがあります。それは矯正治療の始まりと終わりのタイミングです。
矯正治療のはじめは精密検査でのレントゲン撮影による被爆や抜歯やアンカースクリューなのどの観血(外科)処置を行う場合は麻酔を使用することが多いため、安定期(16週〜)まではこれらの処置は避けたほうが良いとされています。
矯正治療の終わりのタイミングでも終了時の検査としてレントゲンを撮影するため、安定期でない場合は見送りにしたほうが良いと思います。
また、出産の前後で矯正装置を外す場合は注意が必要で、陣痛や出産、産後の体調不良等で保定装置が使用できない期間が続く可能性があります。そうなると、せっかくきれいになった歯並びが崩れてしまう可能性がありますので、保定装置を取り外しできないタイプにしたり、矯正装置を外すタイミングをずらしたりすることもあります。
その他のタイミングでは妊娠が発覚しても矯正治療に大きな影響はありませんし、矯正治療が胎児に直接影響を及ぼすこともありません。
しかし、妊娠中はつわりや妊娠性歯周炎など虫歯や歯周病が悪化しやすい状態であるため、歯ブラシにはいつも以上に注意が必要となります。
また、あまりにもつわりがひどい場合は一時的に矯正治療を中断するのも一つの手だと思います。特に取外し可能なマウスピース型矯正装置を使用している場合で、つわりの症状が重い場合は一時的に使用を中断することが可能ですので、担当の先生に相談してみてください。
妊娠中や妊娠のご予定がある方でも矯正治療を受けることは可能ですので、矯正を検討している方は近くの矯正歯科に相談に行かれてみてはいかがでしょうか。
*今回のお話は手術(顎矯正手術)を含めた矯正治療は考慮していません。顎矯正手術とは極端な受口や極端な出っ歯、顎が曲がっている患者さんに顎変形症という診断名をつけ、矯正治療を同時に行うことを条件に保険で顎の形を治す手術を指します。
千葉市の稲毛、稲毛海岸、新検見川で矯正歯科をお探しの方は稲毛駅徒歩3分のつみき矯正歯科稲毛に矯正相談に来てみてはいかがでしょうか。
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つみき矯正歯科稲毛