こんにちは。院長の戸嶋です。
今回はディスキングについてです。
ディスキングとは歯と歯の間を削る処置のことです。IPR(Interproximal reduction)という呼び方もあります。基本的にはデコボコを解消するための処置ですが、他の目的で行うこともあります。
バランス調整
一つは、歯の大きさのバランスを整えるためです。例えば左右で歯の大きさが違う場合はきれいに並べたときに歯列の正中がズレることになります。
また、上下の歯の大きさのバランスには適正な比率が決まっており、上の前歯6本の合計の幅に対して下の前歯6本の幅の合計が75-80%くらいが良いとされています。これが大きくずれていると奥歯の関係がしっかりしていても出っ歯が残ってしまったり、受け口気味になってしまいます。上の2番目の歯が小さい方が多く見受けられますので、下の歯にディスキングを必要とする症例が増えているように思います。
ブラックトライアングル解消
もう一つの目的は、ブラックトライアングルを解消するために行います。
ブラックトライアングルとは歯茎が下がった際に、歯と歯の隙間がすかすかになってしまい、黒く抜けている状態です。これは歯の形が三角形に近いことで起こるので、角を落として長方形に近い形にすることで解消することができます。
ディスキングの安全性
また、ディスキングは歯を削ると行っても切削量は極めて少なく、歯の一番外側のエナメル質という組織の半分以下の厚み(0.2mm-0.5mm)しか削らないため虫歯や知覚過敏の心配は基本的にありませんのでご安心ください。(Gómez-Aguirre JN, 2021)
Gómez-Aguirre JN, Argueta-Figueroa L, Castro-Gutiérrez MEM, Torres-Rosas R. Effects of interproximal enamel reduction techniques used for orthodontics: A systematic review. Orthod Craniofac Res. 2021 Dec 5.
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