矯正の知識

表側ワイヤーで使用する装置

こんには。院長の戸嶋です。

10月も後半に入り夜は肌寒い季節になってきましたが皆様如何お過ごしでしょうか。僕たちは来週から横浜で開催される日本矯正歯科学会に参加してきます。臨床についての新しい知識を学び学会後の臨床に活かしたいと思います。

さて、今回は表側のワイヤー矯正で使用する装置をご紹介します。

ブラケット

表のワイヤー矯正といえばこれ!という装置です。歯一本一本に四角いブラケットという装置を装着してワイヤーの力を歯に伝えます。銀色のものや白いもの、透明なものがあります。その中にもワイヤーを細いワイヤーで結ぶタイプのものやブラケット自体にワイヤーを結ぶ機能がついているものがあります。

ワイヤー

上記でお話したブラケットに通すワイヤーです。初めは細くて柔らかいワイヤーを使用し、徐々に太いものに変更して歯を並べていきます。ワイヤーにも銀色のものや白いものがあります。

ナンスのホールディングアーチ

抜歯治療の際に、前歯を後ろに動かそうとすると、前歯と奥歯で引張りあるので前歯が後ろに動くだけでなく、奥歯が手前に動いてしまいます。そのために、奥歯が動かないようにするストッパーの役割で使用します。この装置も取り外しはできません。

クワドヘリックス

主に非抜歯の際に使用する装置です。歯が並ぶ隙間をつくるために歯列を広げたり、奥歯を回転させたりします。ナンスのホールディングアーチと違い、歯を動かすために使用します。

アンカースクリュー

歯を動かす固定源として使用します。直径2mmほどのネジを顎に打ちますが麻酔をしますので基本的に痛みがありませんが、麻酔が切れたあとに痛みが出ることがあります。

 

以上の装置が表側ワイヤー矯正で主に使用する装置です。

 

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