お知らせ

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お盆休みについて

こんにちは。院長の戸嶋です。

暑い日が続き体調を崩される方も多いかと思いますが、熱中症に気をつけてお過ごしください。私事ですが、僕は食あたりによる体調不良(コロナは陰性ですのでご安心ください)が続いていますので、最近の初診相談はもっぱら副院長が担当しています。。。

そんな中、当院では明日からお盆休みに入ります。8/10(水)-8/16(火)

お盆休み中は装置の不具合に対応できなくなり、ご不便おかけしますがご了承ください。

装置の不具合等が出た場合は、ホームページの矯正治療についての装置の注意事項の項目を読んで頂くと解決方法が載っているかもしれませんのでご一読ください。

 

それでも解決できない場合はインスタのDMよりお問い合わせください。処置ができるわけではないですが、応急的な対応の仕方をできる限りお伝えいたします。(返信に時間がかかる場合がございます)

 

 

 

つみき矯正歯科稲毛

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矯正治療で歯を抜く理由

こんにちは、院長の戸嶋です。

最近は気温が高く、雨も多く、コロナの感染者数も世界一とネガティブなことが多いですね。そんな中、「歯列矯正をするなら歯を抜いてください。」と言われたらなっき面に蜂ですよね。

もちろん、私達も皆さんを困らせたくて歯を抜くことを勧めているわけではありませんが、治療目標の達成・治療後の安定を考えるとどうしても歯を抜かなくてはいけないお口の状態の方もいます。

 

今回はそんな歯を抜いての矯正治療についてのお話です。

矯正治療で健康な歯を抜くことに抵抗がある方はとても多いと思います。現代の歯科治療としても、なるべく削らずご自身の歯・歯質を残していこうという考えが主流ですので、歯を抜くことに抵抗があるのは当然の価値観だと思います。

ただ、頑張って残そうとしている歯はお口の中でしっかり機能していますか?他の歯に悪影響を及ぼしていないですか?

健康で食事の際にしっかり機能している健康な歯はもちろん残して置くほうが賢明です。しかし、八重歯のように上下で噛み合っていない歯、親知らずや隣の歯と重なって生えていていて歯磨きの邪魔になっている歯に関してはそのままの状態で残して置くことで、むしろお口の中の環境を悪化させてしまっている場合があります。

 

矯正治療ではこのような悪影響を及ぼしている歯をしっかり機能させるため、または他の歯への悪影響を取り除くために歯を抜く判断をすることがあります。

その他にもデコボコ・ガタガタがあまりにも強い場合は、無理に歯並びを広げて並べてしまうと口元が出てしまったり、歯茎が下がってしまったり、治療後の後戻りが起きやすくなってしまったりと悪影響が出てしまいます。

そもそも口元が出ていることが気になって矯正治療を検討している場合は、歯を抜かずに口元を引っ込める方法はかなり限られており、安定性の面でも疑問が残る方針になる場合があるため歯を抜く選択をすることが多いです。

 

「健康な歯を抜いていいのか」についてよく質問を受けますが、その歯一本だけを見ると健康な歯でも、お口の中全体で見るとその歯のせいでかみ合わせが崩れ、お口の環境を悪化させている場合があります。その際は一口腔内単位としてその歯は健康な歯とは言えないと判断しますので、私達としては健康な歯を抜いているというより、お口の状態を悪化させている不健康な歯という認識で抜歯を選択しています。

健康だと思っている歯も実はお口全体で見ると不健康な歯であることもありますので、一度お口の中全体を診てもらってから、歯を抜いて矯正治療を行うか検討してみると良いのではないかと思います。

 

 

千葉市の稲毛、稲毛海岸、新検見川で矯正歯科をお探しの方は稲毛駅徒歩3分のつみき矯正歯科稲毛に矯正相談に来てみてはいかがでしょうか。

当院では審美ブラケット(セラミック)、ホワイトワイヤーも追加料金無しで使用しています。

〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台6-19-28FYSⅢビル1F

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マウスピース型矯正装置(インビザライン)について

こんにちは。院長の戸嶋です。

学生の方は久しぶりに、なんの宣言も出ていない夏休みを迎えられワクワクしているのではないでしょうか。コロナの感染者数は増えていますので油断はできませんが、長期休みを思いっきり楽しむことも大切だと思います。

また、長期休みは新しいことにトライするいい機会だと思いますので、趣味やマリンスポーツを始めてみたり、溜まっている仕事を片付けたり、忙しくてなかなか抜けなかった親知らずを抜きに行ったり、やれることがたくさんあると思います。

そんななか今回は矯正治療の中でも新しい会社がどんどん参入し、いろいろな技術が取り入れられているマウスピース型矯正装置についてです。お笑いコンビEXITの兼近大樹さんやりんたろー。さんなど芸能人でもマウスピース矯正をしている方が結構いらっしゃいます。

*今回のマウスピース型矯正装置のお話では歯列矯正用咬合誘導装置であるプレオルソやマイオブレース等のトレーナー型のマウスピースは除外しています

 

今やマウスピース型矯正装置と行っても数多くのメーカーが出しており、どんな違いがあるのかわからない方も多いと思います。

マウスピース型矯正装置には大きく分けて2種類の装置があります。それは奥歯の位置関係を改善できるマウスピースとできないマウスピースです。

僕たち矯正歯科医が不正咬合を分類する際には奥歯の前後的な関係を重視しています。

一見出っ歯であっても奥歯の関係にずれがなければ前歯だけしか動かせない部分矯正用のマウスピース型矯正装置でも治療を行うことができます。逆に出っ歯や受け口といった前歯の前後的なズレが無いかみ合わせでも、奥歯がずれていることがあり、その場合は部分矯正用のマウスピース型矯正装置では治療することができません。

奥歯の関係をご自身で判断することはなかなか難しいので、お近くの矯正歯科に一度ご相談に行かれると良いと思います。

 

ここからは当院で使用しているマウスピース型矯正装置(インビザライン)についてです。

インビザラインは1997年アメリカのアライン・テクノロジー社により開発されました。その後、日本では2006年頃より治療が開始され、2013年にはマウスピースの素材を変更し、より多くの症例に対応可能になりました。ワイヤー矯正に比べると歴史が浅く、不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ごく最近にできた技術というわけでもありません。また、近年のIT技術と相性がよく2013年以降もどんどん新機能が追加されえていますので、症例をしっかり見極めればワイヤー矯正と同じような治療結果を得ることができます。もちろんインビザラインは奥歯も動かすことができるため、根本的な治療が可能なマウスピースとなっています。

マウスピース型矯正装置は取り外しができるため、矯正治療中も装置を気にすることなく食事ができ、歯磨きも通常通り行うことができます。また、金属アレルギーの方も問題なく治療が行えることも大きなメリットだと思います。

一方で、使用時間がとてもシビアで一日最低20時間の使用が前提となっている装置であるため、患者様ご自身のやる気や真面目さに依存する部分が大きいところがデメリットだと思います。

マウスピース型矯正装置にご興味ある方はまずは矯正歯科で相談を受けて奥歯の関係にずれがあるのかないのかを見極めてもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

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受け口について

今回は受け口(反対咬合)についてです。

受け口とは下の前歯が上の前歯よりも前に出ているかみ合わせのことをいいます。受け口の場合、見た目だけでなく機能的にも大きな問題が生じるため早めの治療をおすすめします。

原因

①骨格的に下顎が大きい

上顎と下顎の前後的な大きさのバランスがずれている場合は、歯並びにもズレが生じる可能性が高いです。ここで言う下顎が大きいというのは相対的な話で、実際に下顎が多き人もいれば上顎が小さいことで相対的に下顎が大きくなっている場合もあります。

 

②上の前歯が内側に傾斜している・下の前歯が外側に傾斜している

下の歯が前に傾斜していて、上の歯が内側に入っている場合も当然ですが受け口になります。また、上の歯が先天的に欠如している場合も上の歯並びが前後的に小さくなるため受け口になりやすくなります。

ちなみに、骨格的に下顎が大きい人は前歯の傾きはこの逆で上の前歯が外に傾斜しており、下の前歯が内に傾斜していることが多いです。これは骨格的な不正を歯で補おうとした結果起こる現象で、デンタルコンペイセイションといいます。

 

③舌で下の前歯を押している

これは原因②の原因といった感じになりますが、舌を正しい位置に置いておらず、舌を前歯の後ろにおいていると無意識に歯を押してしまうため下の前歯が外側に傾斜してしまいます。舌の正しい位置は上の前歯のすぐ後ろに舌の先を置き、舌全体は上顎に触れているのが正しい位置ですので、お子さんだけだなく大人の方も意識してみてください。

 

受け口による弊害

①前歯で上手に食べ物を噛み切れない

前歯が反対に咬んでいるため前歯でうまく食べ物を咬みきれません。出っ歯の場合は下顎を前に出して前歯を当てることはできますが、下顎を後ろに下げることはできないため、受け口の場合は前歯を当てることができません。(機能性の反対咬合を除く)

 

②歯並びが交差するところの歯に負担がかかる

通常は上の歯並びが下の歯並びの外に並んでいるが、受け口の場合は歯並びが交差する点が出てきます。(下のスライドで図解しています)

 

③80歳までには入れ歯になる可能性が極めて高い

8020(80歳で歯が20本以上ある)達成者に受け口の人(開咬の人も)は一人もいませんでした。つまり、受け口だと歯を失うリスクがとても高いのです。弊害②も原因となっていますが、その他にも受け口の場合は前歯が咬んでいないため、咬合力(噛む力)を奥歯のみで負担している人がとても多いです。以前の投稿でも説明しましたが、噛む力は成人の場合、50-60Kgほどあります。すべての歯がかみ合わせに参加している場合は一本一本の負担は2Kg以下になりますが、前歯が咬んでいない場合は奥歯の負担が3Kgにも4Kgにもなるため、60,70歳になった時に割れてしまったり、折れてしまったりする可能性が高くなります。

参考:8020達成者の口腔内模型および頭部X線規格写真分析結果について(Dr.茂木)

 

治療

子どもの矯正治療の場合

・上顎を前に引っ張る装置を使用する(骨格へのアプローチ)

・下の歯が前に傾斜している場合は内側に傾斜させる(歯へのアプローチ)

・舌の位置に問題がある場合は筋機能療法(筋トレみたいなもの)を行う

 

大人の矯正治療の場合

・受け口の程度が小さい場合はゴムの力で下の前歯を後ろに下げる

・受け口の程度が中等度の場合は下の歯(必要があれば上の歯も)を抜歯し、できた隙間を利用して下の前歯を下げる

・受口が重度な場合や骨格的に問題がある場合は、手術によって下顎を下げる

 

いずれにしても受け口は早めのアプローチが必要となるため、ご自身やお子様が受け口の場合はお近くの矯正歯科にご相談ください。

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深いかみ合わせ(過蓋咬合)について

前歯のかみ合わせが深い状態である過蓋咬合についてです。

過蓋咬合とはかみ合わせが極端に深い咬合で、奥歯でカチンと噛んだ際に上の前歯で下の前歯が隠れてしまっている状態を言います。

原因

①歯ぎしりや加齢により奥歯がすり減ってしまってだんだん前歯のかみ合わせが深くなる

②骨格的に奥歯の位置が低く(歯茎側にある)、前歯の位置が高い(歯茎から出ている)場合もかみ合わせが深くなる

③先天欠如によって奥歯がなかったり、虫歯や歯周病によって奥歯を失って支えがなくなってしまうとかみ合わせが深くなる

過蓋咬合による弊害

①下の前歯が上の歯茎に当たって痛みが出ることがある

②下の前歯に上の前歯が突き上げられることで、上の前歯にだんだん隙間が空いてしまったり、出っ歯になってしまったりすることで最悪の場合歯が抜けてしまうことも

過蓋咬合の治療方法

大抵の場合は奥歯にも原因があるため、根本的な治療が必要になりますので部分矯正による治療は難しく、全体的な矯正治療が必要になります。

奥歯を引っ張り出したり(挺出)、前歯を押し込んだり(圧下)して治療していきます。以前はワイヤー矯正で治療を行うことが推奨されていましたが、技術の進歩により最近ではマウスピー型矯正装置(特にインビザライン)での治療も可能となってきました。

 

過蓋咬合単独ではすぐに機能的問題は生じないため、自分の歯並びが不正咬合だということに気がついていない方も多いと思います。

実際に、短い期間(10年程度)で見ると食事のしにくさ、見た目に与える影響が少なく日常生活で困ることはほとんどありません。

ところが、長い期間(20年以上)で見ると上の前歯は下の前歯に突き上げられるため、過度な負担がかかり揺れてきてしまったり、下の歯に押されることで前に傾斜し出っ歯やすきっ歯になってしまうことがあります。

すぐに治療しなくても大きな問題にはならないことがほとんどですが、放置しすぎないようにタイミングを見てお近くの歯医者さんに相談してみましょう。

 

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上顎前突(出っ歯について)

上顎前突(出っ歯)とは下の歯に比べ、上の歯が極端に出ている状態をいいます。教科書的には上の前歯の先端が下の前歯の先端よりも5mm以上出ている場合と定義されています。

原因には様々のものがありますが、一つは習癖によるものがあります。

指しゃぶりや下唇を噛む癖があると上の前歯は前方に、下の前歯は後方に押されるため出っ歯になります。また、口呼吸の癖があると、常にお口が開いているため、唇で前歯を抑える力が弱くなり出っ歯になりやすくなります。

他には遺伝的な原因があります。両親が出っ歯である場合はその子どもも出っ歯になることが多いです。遺伝的な原因の場合は骨格に問題がある場合が多く、上顎が大きくて出っ歯になる場合もあれば、下顎が小さいことで相対的に上顎が突出し、出っ歯になっている場合もあります。

上顎前突である場合、次のような弊害があります。

1.上顎前突の人は転倒時に前歯をぶつけやすいため、約三人に一人が前歯に怪我をしています。

2.前歯で食べ物を噛み切れないため、舌を押し付けて噛み切ったり、下顎を前に出して噛み切るようになったりします。それにより、二次的に舌癖や顎関節症になりやすいという報告もあります。

3.歯が出ているので口が閉じにくくなります。口を開けていることで上顎前突が誘引されますが、上顎前突によっても口唇閉鎖不全が誘発されるためどちらか一方を治そうとしてもなかなか解決しません。また、口を開いている状態が継続すると前歯部が乾燥するため、虫歯や歯肉炎のリスクが増加します。

治療方法はいくつかの方法がありますが、一番シンプルな方っ方は上の前歯を後ろに引っ込めることです。上の前歯を引っ込めるためにはその隙間が必要になりますので、すきっ歯の人以外は上の奥歯を後ろに移動したり、歯並びを側方に広げたり、歯を抜いて隙間を作る必要があります。

また、成長が残されている場合は上顎の成長を抑える装置を使用したり、下顎の成長を促す装置を使用したりします。成長が終了した、あるいは殆ど残されていない10代後半からはこのような治療方法は適用になりません。

骨格的なズレがあまりにも大きい場合は手術で顎を切って骨格ごと治す方法もあります。前述の成長コントロールと同じように、出ている上顎を引っ込めたり、成長が乏しい下顎を前方に出したりします。手術を含めた矯正治療は成長がほとんど終了している場合のみ適用になります。

筋機能療法(ベロや唇の筋トレ)にて舌癖を改善し、出っ歯でいることが難しい環境を作ることで、治療をスムーズにしたり、後戻りを低減することに役立ちます。小学生くらいの年齢で出っ歯の程度が少なく上顎がすきっ歯の場合は筋機能療法だけで改善する場合もあります。

このように上顎前突には様々な原因・弊害・治療方法がありますので、自分やお子様が出っ歯かもしれないと悩んでいる場合は矯正歯科に相談にいかれると良いと思います。

 

 

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開咬(上下の歯が咬み合っていない状態)について

今回は開咬についてです。

開咬とは前歯や横の歯が上下的に接触していない状態のかみ合わせをいいます。

開咬には様々な原因があり、治し方も多岐に渡ります。

原因の1つ目は舌の癖です。以前の舌についての投稿でも説明した通り、舌を前歯の間に入れたり、舌の癖があると開咬になります。

2つ目の原因としては骨格性の要因です。上下の顎がくの字に位置していると開咬の原因になったりします。骨格性の要因の中には遺伝的なものもあれば、後天的に顎の関節が吸収して生じることもあります。

3つ目は歯の上下的位置が原因となっていいるものです。前歯が垂直的に引っ込んでいたり、奥歯が垂直的に出ていたり、その複合のタイプ等があります。

開口による弊害としては次のことが挙げれます。

①前歯(一部の歯)が噛んでいないので、麺類などの食べ物を噛みちぎることができない等、食事のしにくさがあります。

②前歯が噛んでいないことで奥歯の負担が大きくなり、将来的に歯が欠けたり、割れてしまう事があります。通常、成人は食べ物を食べる時に自分の体重と同じくらいの力で食べ物を咬んでいます。一口に15回程度咀嚼したとすると、一度の食事で700回前後咬むことになります。つまり一日で2000回以上、60kgの力が歯にかかるわけです。その時、かみ合わせが良く、全ての歯がかみ合わせに参加している場合は、一本あたりの歯の負担は2kg程度ですが、開咬など前歯がほとんど咬んでいないかみ合わせの場合は一本あたり4kgほどの力がかかってきます。もちろん、開咬以外の不正咬合でも、強い干渉があったりするとその歯の負担は通常よりも大きくなります。そうなると奥歯や干渉している歯は通常よりも早く寿命を迎えることになり割れたり折れてしまいます。

 

開咬の治療については

・前歯を垂直的に出す

・奥歯を垂直的に引っ込める

この2つは矯正治療単独で行うことができます。実際のお口の中の状況にもよりますが前歯の開咬治療で抜歯する場合はワイヤー矯正、非抜歯の場合はマウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用した方が得意だったりします。

・手術で顎を切って骨格ごと治す

顎を切る場合は手術を伴うことになりますので入院が必要になります。

・筋機能療法にて舌癖を改善する

等がありますが、いずれも舌の癖が残っていると後戻りをしてしまうので治療中の舌のトレーニングは必須になります。

また、子どもの場合は舌の癖を治すだけで開咬が改善することもありますし、開咬の予防にもなりますので以前投稿した「舌について」も併せて見てみてください。

 

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治療中の患者様へ - 装置の注意事項の記載を追加しました –

こんにちは。院長の戸嶋です。

この度、ワイヤー矯正やマウスピース矯正、子供の矯正治療で拡大装置を使用している患者さん用に装置の注意事項の記載をホームページに追加しました。

ホームページ右上のメニューから「矯正治療について」をクリックしていただき下にスクロールすると装置ごとの注意事項を記載しています。

装置装着時に説明している注意事項ですが、一度にたくさん説明されても覚えきれないとのお声があり、確かにその通りだと感じたため、ホームページからいつでも確認できるようにいたしました。

説明を聞いたが忘れてしまった、もう一度確認したい際などにご活用いただければと思います。

通院しやすい医院を目指して患者様が不便に感じる点はどんどん改善していきたいと思いますので、今後とも当院をよろしくお願いいたします。

 

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舌(ベロ)の癖について

今回は舌の位置についてです。

普段舌の位置を意識している方はなかなかいないと思いますが、実は多くの方が舌を正しい位置に置けていないのです。

①下の前歯の裏に当てている人

②上下の前歯の裏に押し付けている人

③上下の歯の間に入れている人

など、いろいろな位置においている人がいます。しかし、本来の舌の位置は下のスライドにもある通り、スポットと呼ばれる前歯の後ろの切歯乳頭に舌の先を当てて、舌全体は上顎に接している状態が正常となります。

小児期に舌の位置が正しい位置に置けていないと、歯並びに悪影響を及ぼします。

①下の前歯の裏に当てている人→下の前歯が前に押されるため、反対咬合(受け口)になる可能性が高くなります。また、上の歯並びが狭くなってしまい、デコボコの原因となります。

②上下の前歯の裏に押し付けている人→上下の前歯が前方に傾斜してしまうことで、上下顎前突(口ゴボ)になっていしまうことがあります。

③上下の歯の間に入れている人→前歯が上下的に噛み合わない開咬という歯並びになってしまう可能性があります。

どの不正咬合も矯正治療により改善することができますが、舌の癖が治っていない場合、再発の原因になりますので遅くとも矯正治療終了時までに舌の癖が治っていることが望ましいです。

普段口呼吸になっている子は殆どの場合、舌を正しい位置に置けていないので、お子さんがポカンと口を開けている場合は鼻呼吸を促すように指導していただくと良いです。

舌を正しい位置に置くことで不正咬合の予防や悪化の防止になりますので、この機会に是非正しい位置を覚え、まずは意識して正しい位置におけるようにトライしてみてください。

 

 

 

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生えてこないは歯(埋伏歯)について

本来生えてくる時期になってもお口の中に生えてこない歯のことを埋伏歯と言います。

近年は顎が小さい子が多く、大人の歯が生えるスペースが不足しているため、埋伏歯の頻度も多くなっているように感じます。

埋伏歯の好発部位で一番多いのは親知らず(8番目の歯)ですが、それ以外の歯だと

1位:上顎犬歯(糸切り歯)

2位:上顎中切歯(1番目の歯)

3位:上顎第二小臼歯(5番目の歯)

の順で多くなっています。これについては歯の生える順番に関係していると言われています。

上の歯は6→1→2→4→3→5→7という順番で生えてきます。

3番目の歯(犬歯)や5番目の歯(第二小臼歯)は両隣の歯が先に生えて来るので顎が小さかったり、歯が大きくて隙間が少ないと埋まってしまったり、歯列から飛び出てしまい八重歯や鞍状歯列になったり、お口の中に生えてこない埋伏歯となってしまいます。

歯の生える順番を知っておくと埋伏歯に早く気づくことができるかもしれませんので覚えておいて損はありません。

例:2が生えているのに1が生えていない→1が埋伏歯かも

必ずしも上記の順番で生えるわけではないので注意は必要になりますが、埋伏歯は早期発見がとても重要になります。見つかるのが遅ければ遅いほど治療の選択肢が狭まりますので、たまにお子さんのお口の中を見てみると良いと思います。(特に3番目の歯は埋伏する可能性が高いのでよく見てあげると良いと思います。)

順番がおかしければ一度お近くの歯医者さんに相談してみてください。

 

 

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