衛生士ブログ

DHの矯正日記 -第十四話 顎間ゴム-

みなさん、こんにちは🌞

歯科衛生士の田村です!

花粉が本格的に飛散していますね、、。

私はスギもハンノキもアレルギーなので毎日くしゃみが止まりません🤣

かなりの肌荒れにも悩まされています😭

アレルギー薬を飲みながら飛散が落ち着くのが待ち遠しいです💦笑笑

 

さて今日はマウスピース矯正での顎間ゴムについてお話しします。

 

治療の流れpart4

マウスピース矯正では治療開始時点(当院では2ヶ月目)から顎間ゴムを使うことが多いです。

ゴムかけは患者様ご自身でやっていただくものになります。

かけ方は人によって様々ですが、基本的には上下にまたがってかけることがほとんどです。

ゴムの種類も大きさや太さによって当院では6種類用意してあります。

 

マウスピース矯正での顎間ゴムの目的は次の4つがあります。

①奥歯を後ろに動かす際の反作用で前歯が前に出てしまうことを防止する

②噛み合わせのズレを改善する

③前歯を後ろに下げる

④マウスピースのフィットを改善する

 

1つ目の反作用についてからご説明します。

以前にもお話ししたように、マウスピース矯正は奥歯から順に後ろに下げていきます。

その際に、同時に前歯にも逆向きの力がかかってしまうので、前歯が前方に向かって傾斜してしまい、出っ歯になってしまいます。

これを防止するために、前歯から奥歯に向かって左右にゴムをかけていきます。

人によっては下の前歯から上の奥歯に向けてゴムをかける人もいます。

それらは最初の噛み合わせなどによって歯科医師が決定していきます。

 

2つめの噛み合わせに関しては、上下の真ん中があっていなかったり、奥歯の噛み合わせが浅かったりする際にゴムをかけて直していきます。

真ん中を合わせるのは先ほどのゴムかけの場所のまま、左右のゴムの強さを変更したり、左右のゴムが並行になるようにかけたりして合わせていきます。

また奥歯の噛み合わせが浅いときには、上下の奥歯でV字もしくは逆V字になるようにゴムかけを行います。

 

このようなゴムのかけ方をするとあまり口が開かなくなります。

ですが、大きな口を開けて歌をうたわなければいけないなどの状況でない限り、普通に話すことはできますのでご安心ください。

ただ、思いっきりあくびをするとゴムが切れたり、ゴムをかけているフックやボタンが外れてしまうことがあるので、そこは注意しておいた方がいいと思います!🧐

 

3つ目の前歯を下げる役割ですが、奥歯の移動が終わった後やそもそも抜歯をしていて前歯の後ろに隙間があるときはもちろん前歯を後ろに下げていく段階があります。

その際に、マウスピース自体の力に加えてゴムかけも同時に行うことでスムーズに前歯を動かせるようにしていきます。

このときの顎間ゴムのかかる場所も1つ目のときと同じことがほとんどです。

 

4つ目のマウスピースのフィットですが、マウスピースの使用時間が不足していたり、チューイーを噛む時間が不足していたりすると、だんだんとマウスピースと自身の歯のフィットが悪くなっていくことがあります。

全体的にフィットが悪い場合は再スキャンを行いマウスピースを再作成することもありますが、1歯だけ浮いているような時はゴムかけで修正していくこともあります。

この写真では前歯のところにゴムをかけています。

前歯の唇側と裏側にそれぞれボタンをつけ、歯を囲むようにゴムをかけます。

裏側は見えないので慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、ゴムをかける用のアイテムがあるのでそれを使用すると幾分かかけやすいかなと感じています。

 

また矯正治療と顎関節症の関係は論文では否定をされていますが、このゴムかけをすると顎の関節が痛くなってしまう方もいらっしゃいます。

実際、私も痛くなってしまった1人です。

痛みが強い場合や口が開きづらくなってしまった場合(指2本分が縦に入らないくらい)は、ゴムの強さを弱めたり、使用時間を減らすこともあります。

もし、このような症状が出てしまったら一度ご相談ください。

 

マウスピース矯正ではワイヤー矯正よりもゴムかけをしている期間は長くなります。

基本的には矯正治療中はずっとです。

ですが今回お話ししたようにしっかりとした目的があります。(もちろんワイヤー矯正でも同じような目的を持って使用します。)

矯正治療を無事スムーズに終わらせることができるようにするためには患者様の協力が不可欠となります。

少し煩わしいかもしれませんが、サボらずに一緒に頑張っていきましょう🤩🤩

 

ではまた4月にお会いしましょう!

 

千葉市の稲毛、稲毛海岸、新検見川で矯正歯科をお探しの方は稲毛駅徒歩3分のつみき矯正歯科稲毛に矯正相談に来てみてはいかがでしょうか。

小児矯正、表側ワイヤー矯正、マウスピース矯正(インビザライン)、ハーフリンガル矯正(上が裏側、下が表側)、裏側ワイヤー矯正と豊富なメニューをご用意しています。

また、当院の表側ワイヤー矯正では審美ブラケット(セラミック)、ホワイトワイヤーも追加料金無しで使用しています。

〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台6-19-28FYSⅢビル1F

医療法人社団みつば会 つみき矯正歯科稲毛

稲毛駅徒歩3分の矯正歯科|つみき矯正歯科稲毛

日付:   カテゴリ:衛生士ブログ

ページトップへ

〒263-0043
千葉県千葉市稲毛区小仲台6-19-28
FYSIIIビル1F

診療時間
10:00-13:30
15:00-18:30

△:隔週/□:月3日診療/休診日:祝日
※9:00-12:30・14:00-17:30
診療カレンダーはこちら

JR総武本線「稲毛駅」より徒歩3分 JR総武本線「稲毛駅」より徒歩3分

JR総武本線「稲毛駅」より徒歩3